ACCA13区監察課 8話感想 ジーン兄妹の出生、そしてニーノの過去が明らかになった回でした

ACCA13区監察課 8話 ジーンに昔の事を話すニーノく




ACCA13区監察課 8話の
あらすじと感想です。

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前回もジーンが視察先であった出来事が
描かれましたが、これまでと重さの違う
出来事がありました。



ドーワーで、ジーンとニーノは国王が
街中の視察での訪問先の店に偶然入り、
思いがけず国王と歓談する機会を得ま
した。特にニーノは感激していたよう
でした。



一方、モーヴの元にはジーンに関する情報
が届けられました。モーヴはジーンの視察
先のコロレーに赴き、ジーン本人に衝撃の
事実を伝えます。ジーンが王族の血を
ひいている事を。



それを見ていたニーノは真実を話す決心を
し、ジーンに昔の話を始めます。その昔の
事が描かれたのが8話です。



以下、8話のあらすじです。

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ACCA13区監察課 8話 あらすじ




33年前、コロレーへの留学から王室に戻って
きたドーワー王国の第二王女、シュネーは
いつも言っていた。
「王家の人間はもっと外に出ればいい。お城
の外の今を、己の目で見なければ駄目。
各区からの報告をまとめたものを枢機院
から聞いているだけなんて、風の噂を耳に
しているのと変わりない。」

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それを見ていたクヴァルム枢機院長は、ある
時、国王に言った。
「コロレーへの短期留学から戻られて以降、
 シュネー様は国の事にひどく感心をお持ち
 になられました。」
国王が
「もともと多くの事に関心を持っていた子
 だ。次は首都バードンへ行きたい
 そうだ。」
と言うが、クヴァルムはなおも言った。
「街の革新派の若者とも交流をお持ちに
 なられています。読まれている本も哲学史
 政治思想論。そろそろお止めになりません
 と、姫のご行動がいずれドーワー家、
 いずれ国に影を落としますぞ。




ジュネーの様子を見ながら国王は言った。
「籠の中に囲ってしまうには、惜しい翼を
 持っている子だ。」




それに対しクヴァルムは
「一つ、道はございます。」
と、シュネーの横で控えている男を見ながら
言った。



夜、クヴァルムはその男を呼び出して、
言った。
「シュネー様のお付きである君への、これは
 命令だ。アーベント。だが拒否する事も
 できる。」
それに対し、アーベントは言った。
「命令であるのに、拒否する事も許さ
 れる?姫のお付きの役を退けば拒否できる
 という事ですね?」



クヴァルムは一枚の紙を出し、
「この誓書にサインしてもらう。破れば無論
 君には死が待つ。」
と言う。アーベントは
「それほどの任務。お伺いいたします。」
と言った。



クヴァルムは
「第二王女シュネー様は、ドーワー家から
 除籍される事となった。姫は俗世に降り
 られる。」

と言った。アーベントが
「除籍?そのような事が可能なのですか?」
と聞くが、クヴァルムは言った。
「王国の法においては公には不可能。だが
 我々は成せる。国王様とお姫と私と君の
 四人ならば。7日の後、姫はペシ区より
 順に外遊をされる。ペシ区の島々を船で
 お渡りになられる。小型の船を姫は所望
 されるだろう。乗るのは、君と姫
 だけだ。その船は沈む事になる。君は姫
 を連れてバードンへ。」



「これは姫のために?」
と聞くアーベントに、
「王国のため。姫の存在が国に影を
 落とす。だが君の動機が何であっても
 構わん。君は姫のお付きなのだ。」
と答えるクヴァルム。それを聞いた
アーベントは
「御受け致します。」
と言った。
「感謝する。」
と礼を言うクヴァルム。そしてもう一つ
の事をアーベントに頼んだ。



アーベントは
「我が家の従者を一人、連れて参る事を
 お許し頂けますでしょうか。」
と聞いた。クヴァルムが
「その者に家族は?」
と聞くと
「幼い息子が一人。」
とアーベントが答えた。クヴァルムは
「捨てられるのか?」
と聞くと、
「捨てさせます。」
とアーベントは答えた。



家に戻ったアーベントは、その従者に命令の
内容を伝えた。従者は
「共に参ります。」
と言った。アーベントは
「ドーワーに戻る事はかなわない。全てを
 捨てなければならない。」
と言うが、従者は
「捨てましょう。主である国王様のために
 旦那様は地位も家も捨てて野に下られる。
 私も主であるあなたに付き従い、行動する
 のみ。」

と答えた。



アーベントは従者に支度をするよう命じるが
従者は言った。
「その前に出かけても良いでしょうか。
 せがれにケーキを食べさせてやりたいの
 です。あの子の好きな林檎のケーキを最後
 に。」
アーベントはそれを許し、従者は息子の元へ
行こうとした。

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しかし、ドアを開けると従者の息子がいた。
「ケーキを食べたらいなくなるの?」
と従者に聞いた後、息子はアーベントに
むかって言った。
「私も行きます!国王様のために!」
アーベントはそれに対して言った。
「林檎のケーキを二人で食べておいで。出発
 の前に。」




一方、国王とシュネーも別れの前に二人で
話をしていた。シュネーは言った。
「二度とこの目で外を見られないのなら、
 ドーワーの家を捨てたって構わないと
 思っていたの。ありがとう、お父様。私を
 外へ羽ばたかせてくれて。」

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国王は
「外は大変だよ。」
と言うが、シュネーの意思は変わら
なかった。
「だから行くんです。私はこの王国を壊し
 たいんじゃない。この国が末永く平和で
 あるために何が必要なのか、この身で感じ
 て学びます。ドーワー家の者ではない
 この国の国民の一人として。いつか
 お父様のお力になれる日が来る事を
 願って。」
しかしシュネーはこうも言った。
「アーベントを巻き込んでしまうのが
 辛い。」
国王はシュネーに
「皆が自ら選択肢の中から決めたのが、これ
 なんだよ。シュネー。不安を持っても、
 悔いを持ってはいけない。」
と言うのだった。



そして計画は実行に移された。ペシ区で
沈んだ船と一緒に亡くなったと思われた
二人。しかし二人は計画通りに街中に
入り、そこからバードンへ向かった。



数日後、バードンへ入った二人。その街中
で、シュネーはアーベントに
「アーベント、帽子を取って。」
と言い、その髪を見ながら言った。

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「私のために何かをしようなんて考えない
 で。あなたの人生を歩みなさい。この白い
 髪を私は二度と見る事はない。あなたは
 あちら。私はこっちへ。見送るのも振り
 返るのもなしよ。



 ありがとう、アーベント。さようなら。」



そして二人は別れて別の道を行った。それを
陰から見守る者がいた。



それからしばらくして、従者とその息子は
バードンにあるアパートにいた。従者は息子

「シュネー姫は食パンに夢中だ。父さんは
 食パンを良いが、ここバードンの
 チョコレート菓子の豊富さにやられ気味
 だ。今日出会ったのは、お菓子にチョコを
 コーティングした不可思議な菓子だ。そこ
 にあるのはお前のだ。食べなさい。
 ニンノ。」
と言った。その息子は
「ニーノ!」
と、自分の名前を訂正させた。彼らは
ドーワーの時の名前を捨てたのだった。

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従者はアーベントから、シュネーの様子を
逐次観察して、その様子を写真とあわせて
報告する任務を与えられていた。アーベント
はそれを国王に伝えていた。
「姫のお姿を国王様にお届けする名誉ある
 役目だ。」
従者は張り切っていた。



シュネーに恋人が出来た事も、従者は報告
した。しかし相手の青年は貧乏だった。それ
を受けてアーベントが動き出すと従者は
言った。



それから少しして、従者がニーノに言った。
「青年は職を得た。旦那様が私財を投じて、
 街のど真ん中にマンションを建てら
 れる。そこの管理人を任されたのだ。突然
 の幸運に青年は大喜び。」



やがてシュネーは妊娠し、男の子を出産
した。その事も従者は報告した。



ある時、従者はアーベントから報告書の作成
を急ぐよう電話で指示されていた。従者は
早く文章を書くのが苦手だった。従者は
ニーノに言った。
「お前がいてくれて良かった。あの時、
 旦那様がお前の同行をお許し下さって本当に
 に良かった。お前を残していこうとした
 父さんを、お前は責める事なく、よく一緒に
 来てくれたな。」

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ニーノは従者に
「それは仕方がないよ。旦那様にお仕えする
 のが父さんの務めだったんだ。つまり僕の
 務めでもあるんだよ。」
と言う、従者は言った。
「お前がいなかったら父さんどうなっていた
 んだろう。旦那様はお一人だ。」
それに対してニーノは
「それだって旦那様がお選びになった道
 だよ。父さん。」
と答えた。



徐々に大きくなっていくシュネーの息子。
それを見るニーノも立派な若者に成長して
いた。さらに数年後、シュネーは女の子を
出産した。その頃、王家の第四王女が
男の子を産んでいた。後のシュヴァーン
だった。

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さらに数年が過ぎたある日、従者はニーノ
に言った。
「ニーノ!我が王子がついに高校生になら
 れる!お前に正式に任務を与える!同じ
 高校に行きなさい。お傍でお守りする
 んだ。部活動は写真部だ。至近距離で
 じゃんじゃん撮るがいい。国王様も
 お喜びになられる。私の写真を楽しみに
 して下さっているように、お前の写真も
 楽しみにして下さる。仲良くなって
 おうちにお呼ばれして、シュネー様の
 手作りパンをごちそうに預かると
 いい。味の感想はレポートを提出して
 もらうぞ。」



ニーノは
「俺、今年で25だけど。」
と言うが、従者は
「眼鏡だ!目元を隠せばごまかせる。」
と返し、その話の通り、ニーノは高校へ
入学した。



そしてジーンと同じクラスになった。
「俺はニーノ。よろしく。ジーン。」
とニーノはジーンに声をかけ、二人は友人
となった。

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ニーノは写真部へ入り、いつもカメラを持ち
歩き、何かあるとジーンを撮った。ジーンも
特に気にしていなかった。



やがてニーノはジーンの家に呼ばれ、ジーン
の妹のロッタを紹介された。最初は近付こう
としないロッタだったが、ニーノが手品を
見せ、それで仲良くする事ができ、写真を
撮る事も出来た。



ニーノはシュネーの手作りの食パンを貰う
事が出来た。二人はそれを箱に入れて、
アーベントの元へ送った。



そんなある日、ペシ区とロックス区の区境で
列車事故が発生した。

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テレビでそのニュースを見ていたニーノ。
その時、電話があった。ニーノが
「見ています。シュネー様とご主人は?」
と聞くと、電話の主は言った。



「乗られていた車両は岸壁に落ちた。恐らく
 君の父も巻き込まれただろう。そうなれば
 彼の事だ。ドーワー家とつながる物は
 人の手に届かぬよう処分しただろう。
 今すぐロックスへ行きたまえ。父の残した
 物を回収し、戻るのだ。」



ニーノはそれに対して言った。
「この日のために、あなたは私を連れていく
 事を父に許されたのですよね?あの時私が
 扉の傍にいる事をあなたは知っていた。
 私は国王様のためにあなたと行動をともに
 したわけではありません。」
電話の主が
「父のためだろう。」
と聞くと
「ええ。つまり、自分自身のためです。
 あなただってそうだ。国王様のためでも
 枢機院長のためでもない。シュネー姫の
 ために。姫の喜びがあなたの喜びとなる
 から。」
と言うニーノ。しかしニーノは命令に従い、
事故現場に行って、カメラを回収した。



ニーノはジーンに言った。
「はっきり伝えておかないといけないのは、
 シュネー様はドーワー家から除籍されて
 いて、王位継承権はお前にはないという事
 だ。」



しかしジーンは言った。
「そんなのどうでもいいよ。あの時お前、
 両親を亡くした俺を元気付けてくれた
 よな?」



その時の事を思い出すジーン。しかしニーノ
は言った。
「お前ら兄妹を見守る事にしたんだよ。上司
 も俺も。監視されるのは嫌だろうけど、
 国王様ご存命の間は仕方ないと思って
 くれ。気付かれるようなヘマはもうしない
 けどな。」
そしてニーノはジーンの前から去って
いった。

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数日後、コロレーでの視察を終え、家に
帰ってきたジーンは、ロッタにニーノが仕事
で忙しくなるのでしばらく姿を見せないかも
と言った。そしてふと言った。
「お前、お母さんに似てきたな。子供の頃
 から似てたのかもしれないけど。」



ロッタは
「そう?お母さんの子供の頃の写真ってない
 もんね。」
と言った後、監察課の課長とカフェに行った
時にもらったというケーキを出してきて
言った。
「お兄ちゃんも食べるでしょ?林檎の
 ケーキ。」




ACCA13区監察課 8話感想 ニーノがなぜジーンを監視しているのが明かされた回でした




前回、衝撃の事実が明かされてのこの回
だったわけですが、ニーノが抱えていた物
がいろいろわかった回でした。



まずシュネー姫とアーベントが結ばれる事
になるのかな、と思っていたのですが、
違いましたね。シュネーはアーベントに
自分の道を歩むように言い、バードンで
別の男性と家庭を作る事になりました。
ただアーベントもクヴァルムの命を受けて
いたので、そのままバードンに留まり、
陰に日向にシュネー達を見守る事にした。



で、直接的にジュネーとその家族を監視
する役を担ったのが、アーベントにつき
従った従者とその息子、ニーノでした。
二人は常にジュネー達を見守り、シュネー
の恋の相手が貧乏である事などを逐次伝え
ていたわけです。



となると、マンションの大家はアーベント
という事になるので、ジーンとロッタは
アーベントに対していろいろお土産を
送っていた事になりますね。アーベントは
そのまま国王に送っていたのでしょうが。



そしてジーンが高校に入るのにあわせて
ニーノも高校に入る事になります。少し
無理があるような気がしますが、確かに
目元を眼鏡でごまかせば出来なくはないの
かもしれません。で、二人は友人になる
わけですが、ニーノにとってみたら、
ずっと前からジーンの事を父親から聞か
されたり見たりした分愛着もわいていたと
思うので、さしずめ自分の弟を見守る思い
だったのではないでしょうか。



そんなニーノも、ジーンと同じく列車事故
で父親を失う事になります。非常に辛い
思いをしたと思いますが、それでもニーノ
は父親の遺志を継ぎ、ジーン達を見守る役
を担います。そして自分が同じ目にあった
事をおくびにも出さずにジーンを元気付け
るわけですが、ここは何とも切ない場面
です。



そしてニーノはこれからも監視を続ける事
と監視されていると気付くヘマはしないと
ジーンに告げ、ジーンの下を去っていき
ます。知られてしまった以上、これまでの
ような友人関係を続ける事は出来ないと
考えたのでしょう。それはジーンにも
伝わっていました。こうやって大事な一つ
の関係が終わってしまうのは、辛いです
ね。



さて、ニーノはジーンに、シュネーは除籍
されたからジーンに王位継承権はないと
言いました。しかしクヴァルムのセリフに
あったように、そもそもジュネーを除籍
する事自体が法的には出来ない事でした。
だから逆にジーンやロッタを王族の一員と
して招き入れる事も可能と言えるのでは
ないでしょうか。国王やクヴァルムはそう
考えている気がします。そうなった時、
ジーンはどうなるのか、さらにニーノは
どう動くのか。まだまだ先が読めない
ですね。




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