響け!ユーフォニアム2 評価 総評という名の駄文です(汗)

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前の記事で予告した通り、今週で完結した
響け!ユーフォニアム2の総評を書きたいと
思います。



といっても、まだ頭の中で整理できている訳
ではないので、どうしても駄文になって
しまう点はあらかじめご容赦下さい。



正直、1期の1話を見た時点では、自分がここ
までのめり込む事になるとは思ってません
でしたね。1話はあすかの描写に代表される
ようにコミカルな感じだったし、その時点
では「京アニお得意のゆるふわ部活路線
かな。」という程度にしか思っていません
でした。



それが2話で葵が残したセリフで印象が少し
変わり、そして3話での滝先生の
「何ですか、コレ?」
から急激にシリアス路線に舵をきって、
スポ根と思わせるような厳しい練習と、その
中で展開される様々な個性のぶつかり合いに
一気に引き込まれていきました。そして
北宇治吹奏楽部は京都府大会、関西大会を
見事突破して、目標の全国大会出場を果たす
事になるわけですが、2話とか3話の頃を見て
いる者とすれば本当に感慨深いものがあり、
そういう1つの部の成長を見届ける事が出来
たというのも、この作品に引き込まれた
大きなファクターだったと思います。



その物語の主人公、黄前久美子は、1期の
振り返り感想の時書いたかもしれませんが、
一般的な部活アニメのキャラとは少し異質な
感じで描かれていました。どこか冷めている
ところがあって、小学生の時から続けている
吹奏楽も、麻美子という目標がいなくなった
せいかどこか惰性でやっているところが、
少なくとも1話の頃には見られました。それ
が、部の空気にあてられたり、何より特別に
なりたいと強く願う高坂麗奈に大きな影響を
受け、自分も特別になりたいという熱を持つ
ようになり、1期ではいったん挫折しますが
「私、ユーフォ好きだ。」
という想いを自覚し、1話では持っていな
かった
「上手くなりたい!」
という強い熱意を持つ子に成長したところで
1期が終わります。

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その続きとして2期が始まるわけですが、
久美子が他のキャラとの関わり合いを通して
成長していく様を描くのがメインプロットと
いうのは変わらなかったと思いますが、
彼女と関わり合う主軸が1期と2期では
変わっていました。



1期は麗奈との関わり合いが主軸だったのに
対し、2期の主軸は田中あすかとの関わり
合いが主軸でしたね。



前半は関西大会の準備のさなかでおきた
傘木希美の復帰問題が主体となって描かれ
ましたが、久美子が行動を起こす時に矢面
に立ったのは、あくまであすかでした。
その裏で描かれた希美や鎧塚みぞれ、中川
夏紀、吉川優子とは、会話はしたものの
復帰問題に関して久美子が直接手を下す事
はできませんでした。もちろん久美子との
会話を通して描かれた希美の吹奏楽への
想い、みぞれの迷いの描写は見事だったし
そして4話で描かれた優子のみぞれに
対する必死の訴えには心を打たれました
が。

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まあこの頃のあすかは、久美子にとっては
本当に付き合いにくい先輩だったと思い
ますね。希美の復帰をなぜ認めないかに
ついての返答は実に理にかなっていて、
久美子のつけ入るスキはなく、「私は
何でも知ってるんだから、とやかく言う
な」みたいな言われ方をされた気になった
かもしれませんね。ただ、一方で希美と
みぞれの問題が解決した後に、
「全国、行こうね。」
と言ったり、関西大会本番直前に部員達に
「ここまで来た以上、北宇治の音を全国に
 響かせたい!」
と熱弁するなど、普段とは正反対の行動を
とるところが余計に久美子を混乱させて
いたと思います。

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何より3話の最後で描かれた、あすかが朝
一人で吹いていたユーフォの音色がとても
温かいもので、それがさらに大きな
引っかかりとなって、余計に久美子を
迷わせる事になるわけです。

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その疑問が一気に氷塊したのが、9話
でした。幼い頃に母親と離婚した父親が
有名なユーフォニアム奏者で、そのせいで
母親にユーフォニアムを学ぶ事を反対され
それを認めさせるために、必死で勉強など
もしてきた事と、その父親が全国大会の
審査員に名を連ねていた事を知り、父親に
演奏を聴いて欲しいという強い想いを
持っていた事を知ったわけですが、この時
久美子は
「先輩は特別なんかじゃない。私達と同じ
 ように悩んだりするんだ。」
という事に気付いて、そこからあすかへの
見方を変えていったんじゃないかなと
思います。伏線としては、3話のラストで
のあすかの奏でるユーフォの音色があった
と思いますが。

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で、10話で、いよいよ復帰しないと全国
大会に出れないという段階になっても復帰
の意思を見せないあすかに対し、あすかが
得意な理路整然とした論法ではなく、感情
をむき出しにした必死の説得を行うわけ
です。これは久美子があすかを決して特別
な存在ではなく、先輩ではあるけれど同じ
ような悩みを抱えた対等な存在であると
わかったからこそできた行動でしょう。
そして前に聴かせてくれたような温かい
音色を奏でられる先輩ともう1度一緒に
演奏したいという強い想いが、あのような
行動をとらせたと思います。

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ただ、1話の頃のどこか冷めたところの
ある久美子だったら、あのような行動は
とらなかったでしょう。その後、麗奈の
「特別になりたい」
という強い熱意にあてられ、そして自分
もユーフォが好きだと自覚してからの
久美子は、「好きなものを好きと言って
何が悪い!」
的な熱を、こと吹奏楽に
対しては持つようになっていました。
そういうステップを踏んでいたからこそ
あの渾身の説得につながったのだと思い
ます。



そしてあすかは久美子の熱意にほだされ
て吹部へ復帰し、全国大会で父親に自分
の演奏を聴かせる事が出来ました。この
頃のどこか憑き物が落ちたような柔らか
な表情のあすかは好きですね。ただ引退
後は受験で忙しかったせいもあってか、
どこか久美子につれない態度をとり、
そこから最終話最後の場面につながる
わけです。この時の感想は前回書いた
ので詳細は割愛しますが、繰り返しに
なりますが音楽を通して人と人が
つながっていく様が描かれたのはすごく
良かったと思います。



なんか総評というよりは、2期での
久美子とあすかとの関わり合いを振り
返るだけになっちゃいましたね。
すみません。他にも麗奈の滝先生への
恋模様や麻美子との確執と和解、など
2期では他にも様々な物語が展開され
ました。その中には人のドロドロした
感情を描写した場面もあり、2期はそれ
が増えたので、それがイヤという人も
いると思います。



でも、そういうところも描写されないと
人間ドラマとしては成立しないよな、と
僕なんかは思うわけです。昨今のアニメ
はどこかゆるふわな関係を描いた作品
ばかりが目立つので、この作品のように
人同士のぶつかり合いまできっちり
描いてくれる作品は逆に貴重だと思い
ます。その描写自体も見事でしたしね。



とにかく、この作品は演出、作画、美術
等のクオリティが明らかにTVアニメの
それを超えていました。このところ
京アニは少々迷走気味と思っていました
が、氷菓以来久々に見ごたえのある作品
を見る事ができてよかったです。これ
だけのクオリティの作品を作れる制作
会社はそうそうないと思うので、京アニ
はこれからも本作のような人間模様を
きっちり描いた作品を作り続けて欲しい
です。



とにかく1期、2期通して素晴らしい作品
でした。スタッフ&キャストの皆様に
心からお礼を言いたいと思います。



ありがとうございました!


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