響け!ユーフォニアム 12話振り返り 久美子が主人公らしく描かれた回でした

響け!ユーフォニアム 12話振り返り コンクール直前での思わぬ注文に久美子は



響け!ユーフォニアム 12話の
振り返りと感想です。

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前回はトランペットのソロパートの
再オーディションを軸にしつつ
いろんな人間模様が描かれた回でした。



何といっても白眉は再オーディションの場面なのですが、
そこに至るまでの過程で、優子の香織を想う気持ちとか
香織のあすかに対する複雑な感情、そして初めて弱さを
見せた麗奈を支えようとする久美子など、いろんな想いが
描かれていたと思います。



で、いよいよコンクール直前という事で、
それに向けての溜め回なのかなと思っていたのですが、
この12話も内容が濃かったですね。



以下、12話の振り返りです。

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響け!ユーフォニアム 12話振り返り



コンクールまでひと月を切り、いよいよ練習が
佳境に入ったある日、ふと滝先生が言いました。



「今のとこ、ユーフォも入れますか?
 162小節目、コンバスとユニゾンで。」



ミドリが持ってきた楽譜を久美子は見ますが、
そこは難易度の高いところでした。



パート毎の練習の中であすかが手本を見せます。
「じゃあちょっとやってみるね。黄前ちゃん、聞いてて。」



あすかは一発で吹いてみせました。
「ありがとうございました。」
と思わずお礼を言ってしまう久美子。
しかし「お礼を言ってどうする。」
と突っ込まれ、今度は久美子が吹いてみますが、
あちこちでもたついてしまいます。



「あの、私、個人練行ってきます。」
と、久美子は校舎裏へ向かいます。



一人で練習を進める久美子。
しかしなかなかうまく吹けません。
そこへ麗奈がやって来ます。



一通り聞いた後、麗奈は
「良くなってる。でも、コンクール的にはダメ。」
と言います。久美子も
「だよね。」とうなずきました。



ふと、久美子は麗奈に言いました。
「ねえ、麗奈。私、上手くなりたい。
 麗奈みたいに、私、麗奈みたいに特別になりたい。」



「じゃあ私はもっと特別になる。」
と返す麗奈。久美子はそんな麗奈に笑いかけた後、
練習を再開します。



暑さの中、久美子は練習に打ち込みます。
時間がたつのを忘れるほど。
合奏の時間が近付いてきて、呼びにきたミドリが驚きます。
久美子は鼻血が出ているのを気付いていなかったのです。



保健室に行った久美子は葉月から渡された水を一気飲みします。
「こりゃ飲んでなかったな。」と呆れる葉月。
しかも久美子は少し休んだだけで練習に戻ると言い出します。




葉月は言いました。
「久美子、最近熱いよね。前はどっちかっていうと
 クールっていうか 冷めてるところあったのに。」
ミドリも
「今は全力で月に手を伸ばすぜ、って感じです。」
と感心していました。




確かにあのオーディションの時以来、
久美子は変わってきていました。
「上手くなりたい。」という熱病に
侵されていたのです。



帰り道、久美子は葵と会いました。葵は塾へ行く途中でした。
吹部の様子を聞いた後、塾へ向かう葵に
久美子は尋ねます。
「葵ちゃん、吹部辞めた事、後悔してない?」



葵は答えました。
「してないよ。全然してない。私は吹部より受験の方が
 大切だったから。たぶん部のゴタゴタがなくても
 辞めてたと思う。私には続ける理由がなかったから。」



翌日も練習は続きました。滝先生はあちこちに注意を入れます。
そして162小節目からの合奏になります。
その合奏を途中で止めた滝先生はユーフォの二人に
一人ずつ演奏するよう指示します。
まず久美子が吹きましたが、やはりまだ思うようには
いきません。



「黄前さん、そこ、難しいですか?
 本番までに出来るようになりますか?」




滝先生の問いに「はい。」と弱々しく答えた久美子ですが、
「本番で出来ないという事は、全員に迷惑をかけるという事に
 なりますよ。もう1度聞きます。出来ますか?」
との滝先生の繰り返しの問いには力強く
「はい!出来ます!」
と答えました。



久美子はさらに個人練を続けます。
自分の中で求められている音は頭の中で鳴っているのに
実際にはその音が出ないもどかしさを、
久美子は痛感していました。



そんな久美子の焦りを見透かしたかのように麗奈が現れ、
「まず飲んで」とペットボトルを渡し、
久美子が飲んだ後に
「合わせよう」と練習に付き合ってくれました。



次の日、麗奈は早めに登校しましたが、
既に久美子が個人練をしている音が聞こえていました。
そこへ香織と優子がやって来ました。



麗奈は二人に、
「あの、ずっと言いたかった事があって・・・
 オーディションの時、生意気言ってすみませんでした。」
と言って、頭を下げました。



香織は
「ううん。こちらこそ。付き合わせちゃって
ゴメンなさい。」
と返しましたが、優子は顔を赤くしてしまい、
通りかかった夏紀にからかわれました。



久美子の練習は続きます。梨子からは
「うん。最初に比べるとずいぶん良くなってきたね。」
と言われました。
コンクールまであと10日。10日あれば何とかなると、
久美子は思っていました。



合奏を繰り返し行わせ、その都度注意を入れる滝先生。
そして158小節目からの合奏を途中で止めた後、
滝先生は突然言いました。



「それからユーフォ、ここは田中さん一人で
 やって下さい。」



滝先生はその後の合奏に移らせます。
久美子に、反論の余地やスキを与えぬまま・・・。



部活が終わって、葉月やミドリに励まされますが、
久美子の気持ちは晴れません。
滝先生の一言が胸に突き刺さります。



気が付くと、久美子は走り出していました。

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「上手くなりたい。
 上手くなりたい!
 上手くなりたい!
 上手くなりたい!!
 誰にも負けたくない!誰にも!誰にも!」



そして橋の上から川の方へ大声で叫びました。



「上手くなりたい!!!」



そこを通りかかった秀一に
「上手くなりたいって言ってんの!」
と叫ぶ久美子。秀一も負けじと
「そんなの、俺だって上手くなりてー!」
と返し、二人は少しの間言い合いになりました。



しかしある気持ちがこみあげてきた久美子は
橋の欄干へ突っ伏して、こう漏らしました。



「悔しい・・悔しくて、死にそう。」



その時、久美子は中学のコンクールの事を
思い出しました。
久美子は気付きました。その辛さを。
あの時麗奈がどんな想いでいたのかを。



家に帰った久美子は部屋にこもったきりです。
姉の麻美子が部屋に来て言いました。
「アンタ、ちゃんと勉強してんの?部活ばっかやって。」
久美子は麻美子が志望校に入れなかった事を言いますが、
麻美子も負けじと
「うるさいな!音大行くつもりないのに吹部続けて
 意味あるの?!」
と返します。


しかし久美子も負けていませんでした。



「意味あるよ!だって、私、ユーフォ好きだもん!」



その言葉に。麻美子は「あっそ、えらいね。」と
引き下がりました。
一人になった部屋で、久美子は思いました。
「私、ユーフォが好きだ。」



その後、久美子は学校に行きました。
忘れていった携帯を取りに行くために。
そこには滝先生がいました。



音楽準備室に行く途中、滝先生の父親の話になりました。
滝先生の父親も北宇治で吹部の顧問をしていました。
滝先生は言いました。
「小さい頃は、父と同じ仕事に就きたいなんて思った事も
 なかったのですが、でも選んだのはこの仕事でした。
 結局、好きな事ってそういうものなのかもしれません。」



久美子はその言葉に共感し、言いました。
「好きって、それでいいんですよね?」



そして帰る時、久美子を呼び止めた滝先生は言いました。
吹けなかったところ、練習しておいて下さい。
 次の関西大会に向けて。 あなたの「出来ます」という言葉を、
 私は忘れていませんよ。」



久美子の気持ちは一気に晴れ、
そしてコンクール京都府大会当日を迎えるのでした。


響け!ユーフォニアム 12話感想(振り返り) 久美子にスポットライトが当たった回でした



これまではどちらかというと傍観者というか、
物語の案内役みたいな印象のあった久美子ですが、
ここで初めて久美子にスポットライトが
当たりました。



前にも書きましたし、この回の中で葉月も言ってますが、
どちらかというと、久美子は冷めている子として
描かれていました。



しかし麗奈の「特別になりたい」という想いに触発され、
さらに再オーディションでの麗奈の演奏がとどめとなって
久美子も「もっと上手くなりたい!」と強く思うように
なるわけです。



しかし、そうは言ってもあすかのような技量がある
わけではなく、ましてや気持ち「だけ」で上手くなれる
わけはありませんから、久美子は滝先生の突然の注文に
悪戦苦闘する事になります。



そして必死に食らいつこうとするわけですが、
あっさり滝先生に切り捨てられ、
久美子は大きな挫折を味わう事になります。



そして「上手くなりたい!」と心の中で叫びながら走る
あのシーンにつながるわけですが、そこまで悔しくなる
想いを高校生の時期に味わえたというのは、
僕からすると羨ましいですね。そこまで打ち込めるものは
なかったですから。



その久美子との対比として葵や姉の麻美子が
描かれるわけですが、どちらかというと葵や麻美子の方が
「普通」でしょう。



ただ、それだけ打ち込めるのものを手にし、
それが上手くいかなくて本気で泣いたり、
堂々と「私、ユーフォ好きだもん!」と言ったりできるのは
本当にすごい事だと思うし、
久美子にとっての宝物になるんだろうなと思います。



それにしても1話からすると随分変わりましたよね。
見比べるとよくわかります。



次回はいよいよコンクールの回。
しかし明日からは二期が始まるというのに、
何やってるんでしょうね、僕は(汗)。



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